めざせ★ほっこりホーム

家づくりを含めた、暮らしの備忘録。

インテリアコーディネーターの資格を取ってみた感想。

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元職場大手ハウスメーカーのインテリコーディネーターについてぶっちゃけています。

会社によって違うのかもしれませんが、あくまで私が勤めていたハウスメーカーの話になります。

1.インテリアコーディネーターの仕事とは?

内装や家具、照明の提案は設計士とは別でインテリアコーディネーターという存在がいます。

 

業務としては、主に建物の内装を提案し、発注、サンプルボードの作成、家具の提案などです。

私の働いていたハウスメーカーでは、フリーランスで働いているインテリアコーディネーターがいました。

“1物件いくら”といった感じで受注します。

 

それとは別で家具を発注すると家具代の数%を取り分として上乗せされるのです。

家具を発注できるかどうかが、フリーにとっては肝だと思います。

逆に言えば、お客さんは家具の提案だけ受けて、自分たちで直接買う方がお得です。

 

住まいづくりのポイント:

節約したいなら家具は提案だけ受けて、自分たちで直接買う。

 

2.元職場・インテリアコーディネーターの存在とは?

フリーで働いていないインテリアコーディネーターもいます。

(ほとんどの会社がフリーのコーディネーターでないと思います。)

 

ぶっちゃけてしまいますが、フリーでないインテリアコーディネーターはハズレのことが多いです。

(あくまで私の元職場ではそう感じたってだけなので、一例だと思っていただければと思います。)

 

と言いますのも、事務職でインテリアコーディネーターの資格を持っている社員があたかも「プロです!」と言ったような感じでお客様の前に出ていることも少なくありません。

 

また、常にインテリアコーディネーターの仕事が埋まっている社員は少なく、仕事が無い時は事務職としてCADや一般的な事務職をしています。

というか、事務職の傍らでコーディネーター業をやっているという感覚です。

 

しかも、そのほとんどが派遣社員の中で3年間務め、派遣切れになる社員がインテリアコーディネーターの資格を取ると正社員になれるというコースがあり、それでコーディネーター業をやることになったという感じでした。(私の印象です。)

(正社員になれるかはそのときの会社の状況によりますが。)

 

その社員さんたちがインテリアコーディネーターとしてお客様の前に出てきます。

そういった場合はベテランの設計が付き、インテリアコーディネーターがいてもいなくても問題なく打合せが進むようにして、発注やサンプルボード作りがインテリアコーディネーターの仕事となります。

(そうならないことがあるのでハズレが多いということです。)

 

しかも、インテリアコーディネーターは強制的についてくるので、総額の一部はインテリアコーディネーター費用ということになります。

(人件費ですから、見積もりの項目に記載はないです。)

 

フリーのコーディネーターは会社側が1物件ごとに支払いをしていますが、社員のコーディネーターを使う方が会社側からすればお得です。

ただ、展示場やVIP客など、“ここぞ!”という気合の入った建物にはフリーの実力のあるコーディネーターを付けて、宣伝や広告代わりに使っているということになります。

 

3.営業がインテリアコーディネーター業をすることはできない?

営業がインテリアコーディネーターの仕事ができないのかというと、そういうわけではないです。

厳密にいうと、「やっても構わない。」

しかも、資格が無くてもできます。

要は資格ではなく知識が重要です。

ただ、やっている営業はいないということです。

 

一緒に打合せに出て、お客さんからアドバイスを求められたら助言する。

その程度ならあります。

発注やサンプルの取り寄せまではしていないです。

まれに、特殊な素材のサンプルを取り寄せることはありますが、営業の仕事はあくまで打合せのスケジュール管理と予算管理がメインで契約したお客さんの具体的な仕様打合せは設計任せです。

結局、営業にデザインやコーディネートは求められていないということになります。

会社からもお客さんからも。

 

会社側からは数字さえ目標を達成していれば、コーディネーターの仕事もやればいいけど、そんな数字に余裕がある営業はなかなかいません。

 

じゃあ、営業からインテリアコーディネーター、つまり事務職に配置転換してもらえば?

という話ですが、事務職の正社員は新卒入社で見るとすごい倍率の人気職です。

 

営業から事務職や工務への転換はハードルが高いです。

それなりの事情が必要です。(精神的に病んだとか。)

逆に、工務から営業への道はあるものの、片道切符と言われています。

 

4.私がインテリアコーディネーターの資格取得をした理由

私はコーディネートが好きですし、そういった建築や設計に近い仕事の方が好みだと感じ、インテリアコーディネーターの資格を取得しました。

 

また、働いていた当時、営業に限界を感じていました。

辞めることを伝える前にインテリアコーディネーターの資格を取って、一か八か工務の方に異動ができないか相談してみようと思っていました。

辞めるのはそれからでも遅くないと思っていました。

 

ですが、資格の勉強を始めたころには、結婚の話が決まり始めて、旦那さんの転勤について東京に行くという選択肢もありました。

私にとって今の旦那さんと結婚することは、とても大切なこと。

旦那さんの意を組むことも大切でした。

 

今の会社で東京への異動は聞き入れてもらえないと感じていたので、いずれ辞める方向になると思っていました。

(営業として結果を残していないから異動は難しい。)

 

で、タイムリミット。

資格を取得する前に退職してしまいました。

退職した年の試験で合格しました。

これは一発で合格しました!

 

インテリコーディネーターの資格を活かせれていないことへの

もやもや…

そりゃ、ありますよぉ。

 

せっかく資格を取って、

インテリアもコーディネートも好きで、

近所の雑貨屋さんを巡るのも好き、

何がトレンドなのか察知する能力にも長けているはず(笑)

東京の有名家具屋さんや旅行がてら、地方の家具屋さんにも足を延ばしています。

 

ただ、私の【目標:年収1000万円を一人で稼げるようになる】を考えると

会社に属する働き方ではなく、一人で働きたい。

 

コーディネーターとして会社に入ることに抵抗があります。

事務職のコーディネーターからフリーになっている人は見たことがないです。

ハウスメーカーでぬくぬく働くレベルで、フリーとして仕事を引っ張ってくるのは難しいと思います。

 

やっぱり、自分のなりたいなって思える人の側に身を置くってことが大切なんじゃないかなと思います。

なりたい自分への一歩だと思うからさ~。

 

そういった意味でインテリアコーディネーターの資格も取ったものの日の目を見ることはない現状なのです。

 

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東京から引っ越してきた頃の倉敷。

 

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