【住まいづくり⑰】A工務店見学会 《前編》 入居者宅の見学会のすすめ
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元大手ハウスメーカーに営業で6年勤めていました。
見学会の見るポイントや設計の感想などを記載しています。
住まいづくり中の方の参考になれば! と思いますが、個人的な意見や考え方を発信してしまうことになるので、あくまで素人よりはちょっと詳しい人程度に見て頂ければと思います。
(まぁ、もっと詳しく上手にまとめている人がいるから、詳しく知りたい人はそっちを参考にするでしょ! ということで、自由に書かせてもらいます^^)
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A工務店の存在!
先日、地元の工務店さんの見学会の案内ハガキが来て、行くことにしました。
(まだ、検討中なので工務店のお名前は伏せさせてもらい、A工務店とさせてもらいます。)
A工務店の建物を見学するのは今回で3回目になります。
1回目はインスタから予約しました。2回目は営業兼設計の方のお誘いでショールームへ。今回が3回目です。
A工務店さんの存在は以前から知っていました。明確に名前を覚えたのは、ハウスメーカーの勤務時代にお客さんがA工務店を検討しているという話を聞いたのがきっかけでした。
A工務店は自然素材をふんだんに扱う会社で無垢材や天然石、漆喰など上手に生かした設計をしています。
木造建築です。
アットホームというか、小さな工務店ならではありますが、営業単体がおらず設計士が営業の仕事を兼業しています。
今回の見学会会場は?
入居2年目の物件でした。
新築現場だと思っていたので、会場にお施主様がいたので驚きました。
ですが、これは好都合です!
入居者宅見学会のすすめ。
住まいづくりをしている方で入居者宅の見学会があれば、ぜひ行くことをお勧めします!
・工務店とお施主様に良い信頼関係が築けていないと開催できないもの!
なので、開催されるというだけで工務店の信頼度が上がります。
・建物の質を確認できる。
入居1年目ぐらいでは新築と大きな差は出ないですが、それでも内装の施工状態や無垢材の収縮、外部の傷み具合など確認できます。
・生の声が聴ける。
使い勝手、良かった点や後悔した点などを聞くことができます。ここぞとばかり聞きましょう。特にアフターサービスの利用の有無、引き渡し後に何もなくても営業からの連絡があったかどうかなど、聞くことをお勧めします!
今回の物件概要は?
夫婦と子供さんの単世帯の住まい。
大きさは38坪(たしか)でした。
スキップフロアを上手に使った空間で部屋に入るなり「おぉ~」と言いたくなる素敵な空間が広がっていました^^
(写真が無いのが残念! )
良かった点:窓の設計で視覚効果を上手に利用。
よく設計士の方が言うやつですね(笑)
その窓の設計で視覚効果を上手に利用した場所は1階に作られた寝室でした。
大きさは6.6畳と説明されました。
出入口が廊下側(北側)と東側に2つ設けられており、東側の扉はランドリールームに繋がっています。ランドリールームの隣に洗面所がありました。
贅沢な空間~♡ 憧れますね^^
その動線はよくある動線として……良かったのは“窓“の設計です。
それほど大きくない窓が南側に設けられており、窓からは植栽のグリーンがちらり。
写真は軽井沢のタリアセンの洋館から撮ったものです。
寝室の2つの扉、どちらに立っても目線が窓の外に向けられます。
そう、窓は南側の角、コーナーに設けられており、無意識に部屋に入った人の目線を外に連れ出すような作りになっていました。
寝るための寝室なので、大きな窓は不要です。(一般的な話なので、もちろん人によって好みがあると思います。)
また、窓と壁だったら、若干ですが窓の方が高いです。
なので、予算的にも必要最低限の大きさが望ましいと思います。
6.6畳と聞いて、改めて寝室をみるとベッドが壁ギリギリに置いてあります。
けど、部屋に入った感覚ではそれほど狭く感じませんでした。
住まい手と設計が上手に組み合わさった空間ができていると感じました。
見学会で見るときのポイント!
見学会で家を見るときは、無意識でいるときにどこに視線がいくかを意識的にチェックしてみるといいと思います。
玄関を入ったとき、扉を開けて部屋に入ったとき、ソファに座ったとき、ダイニングチェアに座ったとき、キッチンで作業するとき。
目線に入りやすい場所だけ上手く設計すると、それ以外は生活感が出ていても“なんか良い空間”ができていたりします^^♪
次回はA工務店の基礎蓄熱式床暖房について考えてみたので、そのことについて記します。
写真は以前、行った軽井沢のタリアセンより。