- 1.工務店は敷地調査とプラン作成が有料というのは本当だった。
- 2.工務店は有料。そりゃそうだ。測量の裏側。
- 3.無料の測量は活用して損なし!
- 4.B工務店やC工務店の敷地測量費は??
- 5.自分の営業スタイルを振り返る
1.工務店は敷地調査とプラン作成が有料というのは本当だった。
元勤務先のハウスメーカーは無料です。契約するまでは全て無料。
それがスタンダートだと思っていました。
もちろん工務店や設計事務所はお金が掛かる場合がある、ということは知っていました。
けれど、
工務店でも有料の場合があるけど、ほとんどは無料だよね。
このくらいのスタンスでした。
見学会に行けど、行けど、住まいづくりの流れを聞くと、敷地調査から有料の会社ばかりです。
■敷地調査とは?■
土地の形や大きさや高低差、建物が経っている場合は配置、解体の見積もり、前面道路の幅員、給排水、法的制限などを調べます。だいたい2人ぐらいで調査します。
一緒に地盤調査をやることも多いです。土地が固いか柔らかいか、それで補強内容が変わってきます。岡山の県南ではそのほとんどが軟弱地盤です。建物が30坪ぐらいで100万~300万円前後かかります。(補強の種類によっても金額が変わります。)
この敷地調査をすると”敷地調査報告書”というものができます。長くても2週間ぐらいで出来上がります。
2.工務店は有料。そりゃそうだ。測量の裏側。
プランを作成するには敷地の測量図が必須。
元勤務先ではプランを作らないと話が進まないという考えなので、測量は無料で行います。
会社の子会社に測量部隊があり、子会社といえ、ほぼ同じ会社という認識。自社完結という形で測量ができます。なので、無料ということができるのだと思います。
小さな工務店の場合、測量部隊などは自社内に無いでしょうから、測量会社に依頼するということになります。
人が動く以上、お金が発生する。普通に考えたら当たり前のことですよね(´・ω・`)
測量には最低でも2人は必要です。場所や状況にもよりますが、半日ぐらいかかります。法的制限や道路の種類などは建築指導課に問い合わせたり、実際に出向いたりして確認します。
こう考えると、人件費、設備費、現地までのガソリン費などを考えると、無料っておかしいですよね。
3.無料の測量は活用して損なし!
元勤務先の敷地調査報告書は無料でも建築申請時に使用できる精度の高いものです。
声を大にしては言えないですが、測量図を懐に忍ばせて工務店や設計事務所に相談へなんてことも。
測量図さえゲットできれば、工務店や設計事務所で簡単なゾーニングぐらいまではやってもらえる可能性もあります!
まぁ、営業的には測量したらプランぐらいは見てもらいたいです(^_^;)
もちろんハウスメーカーの住宅もメリットがたくさんあります。ハウスメーカーは(学歴が良いからとは思いたくないですが有名大学の)本当に優秀な設計士が多いです。
一度、プランを描いてもらうことは参考になります。
ここで「契約しないかもしれないから」等の遠慮はいらないです。判断材料の一つとして検討して、無いと思ったら断ればいいのです。わたしは何回も断られています(;_;) 断ることは普通です。みんなやっています。(笑)
4.B工務店やC工務店の敷地測量費は??
B工務店はうる覚えですが、敷地測量をすると5万円だったかな? 支払って欲しいとのこと。
その後、契約になれば25万円。
C工務店は敷地調査をする場合、その前に仮契約になり10万円いれて欲しいとのことです。
こういう風に見ると、無料でできるハウスメーカーの仕組みはお客様にとってメリットが大きいと改めて思います。
5.自分の営業スタイルを振り返る
契約をせずに、敷地調査だけの案件が何件あったことか……(笑)
安請け合いでなかったか?と言われたら、安請け合いだったと思います。
仕組みについては理解していましたが、売れない営業にとっては測量の予約があるだけで、契約の一歩に繋がります。営業としての居場所に繋がります。上司の目もそらせます。なので、まずは測量だけでもって。
測量の方の顔が浮かびます。ごめんなさいね。今更、謝られてもって感じでしょうか。
本日もお読みいただき、ありがとうございました!