後編です。
▼前編はこちら。
1.農家の形態ってどんなのがあるの? わたしが思う農業、農家さんのイメージ
・家族経営農家
家族で農業を営んでおり、代々農地を引継いで、同じ作物を作っているイメージです。ぶどうなら、ずっとぶどう。トマトならトマト。実は母方の祖父母がぶどう1本で食べていく農家でした。(過去形)
・兼業農家
主な収入は別の仕事から得ているが、家族から引き継いだ田や畑があるため管理していく。食べきれない分を買い取ってもらう。父方の実家がこんな感じで米を作っています。父の前は祖父が。繁忙期は家族も手伝い、あとは定年後のじじばばがするって感じ。
・新規就農
農業を新たにやりたい人が参入する。土地を入手し、作りたい作物を作る。
2.わたしが気になった就農への疑問 Q&A方式で回答
今回、参加した就農セミナーで新規就農を斡旋している手法? 方法に対して、完全に見当違いしていました。
・自分の好きな場所で農業できる?
→好きな場所で農業はできる。しかし、出荷ルート(JA)を利用する場合はJAに規格に合ったものを作る必要がある。販路を確保できなければ、作物を作っても売れない。
・自分の好きな作物を作りたいけど、作ってもいいの?
→土地や気候によって作れる作物が変わるので、作物に適した場所で作ることが必要。また、出荷ルート(JA)を利用したなら、その作物を扱っているJAのある地域で農業をする必要があります。出荷をお手伝いしてくれるJAは安定的な収入に繋がります。つまり、作りたい作物がある場合は地域を選んだ方がいい。
・作物を作る技術はどうやって学べばいいの?
→岡山県がしている新規就農研修があり、実務研修を受けた場合は95%以上が就農できているようです。また、移住のお手伝いや経営のアドバイスなどしてくれるようです。研修は2年間。条件が合えば補助金がもらえるようです。
就農セミナーでわかったことはこんな感じです。
つまり、安定的な収入を得ようと思うとJAや地域と協力する必要がありそうです。
チーム戦ならぬ、地域戦。
新規で就農する場合は自分の好きな作物を自分の好きな地域で栽培できると思っていました。この考えは難しそうです。
例えば、岡山市だったらぶどう。もっと地域を限定すれば、いちごや露地野菜も選べるみたいです。
逆に農業がしたくて、住む場所も作る作物も選ばないという人であれば、必然的に
農業をする場所を限定すると作物が絞られ
作りたい作物を限定すると住む場所が絞られ
就農研修で技術を学びたければ、作物と住む場所が絞られていく
といったぐあいです。
県の制度を利用せずに就農しようと思うと、自分で土地を購入して、耕して、作物を育て、販路確保のために営業するということ?
今はネット通販などもありますが、そんなこと、わたしにできるのか?
新規就農制度を受けるためには、オリエンテーションに参加する必要があります。
オリエンテーションとは各農家さんを周る(ツアー)のようなもので、その地域や作物、経営についてお話を聞く機会です。
参加すると就農の実態をもぅ少し深く知ることができそうです。
なので、参加してみようと思います!
やっぱり将来的に一人で稼げるようになりたいです。就農はそういった側面では魅力を感じます。性格的にも会社のような社会に属すよりは植物や動物を相手にする方が心理的ストレスも少ないようにも感じるので、幅広い選択肢の確保という点で検討してみます。
本日もお読みいただきありがとうございます。