めざせ★ほっこりホーム

家づくりを含めた、暮らしの備忘録。

【転職・就農】農作物の出荷ルートってどうなっているの?

スポンサーリンク

岡山県内のいろいろな農家さんを周って、出荷ルートについて疑問に思っていました。

まだ、把握しきれていないのですが、大枠は掴めてきた気がします。

ここまでのことを思ったことをまとめておきます。

それにしても、今年の梅雨はどうしちゃったのでしょう(・。・;
岡山はほとんど雨が降っていません。

 

【1】部会の出荷ルート

部会に入り、農協などの共同出荷施設から出荷するルート。

農家さんたちは共選と言っています。

その施設に作物を持っていくと、選り分けて、ランク付けや梱包、出荷などをやってくれます。

各部会によって、梱包や出荷にルールには違いがあります。

 

とにかく、作った作物を共選に持っていけば農家さんは販売のことは気にしなくていいのです。農協が営業先に届けて、収益に繋がります。

収益を高くするために、その地域の作物をブランド化して、品質を上げて、安定して出荷することが、売れるポイントのようです。

 

部会について疑問を持たれた方はこちら!

▼【ポイント①】部会って何?(わたしもまだ理解しきれていない。) をご一読ください!

hokkori-home.hatenablog.com

 

【2】でも、これって会社員と変わらないような……

部会の出荷施設、出荷ルートを使おうと思うと、部会のルールに従う必要があります。当たり前といったら、当たり前のようですが。

部会のルールや制限を守ると収益が確保される。生活は安定します。

これって、なんだか部会と言う会社の会社員と変わらない気が……

わたしは「1人で稼ぐことができるようになりたい」と思って検討を始めた就農だったので、この現実を知って、ちょっとテンションが下がりました。

 

【3】地域によって出荷の仕組みや制限はさまざま??

倉敷エリア、岡山エリア、それぞれの作物の部会によって考え方に差があると感じました。

 

■「制約が厳しそう」と感じた部会。

倉敷エリアの方が厳しそうだと思いました。あくまでわたしが話を聞いた部会で個人的に感じたことです。

その地域で推奨している品種を栽培、場合によっては栽培方法がマニュアル化して、その栽培方法も決まっています。出荷方法も地域のルールに従う必要があり、自分の好きなようにしたいなら、部会の出荷ルートは使わせないといった厳しい印象です。

ネット販売、直接販売なども部会に許可を貰わないといけないという話を聞きました。

倉敷エリアが全てそういう部会ではなく、部会によってはそういった部会もあるということ。

もちろん、地域でブランド化して単価を上げるためにルールを作っており、みんなのためのルールです。

 

■「部会はあるけど、自由度が高そう」と感じた部会。

どちらかと言えば、岡山エリアの方が制限は少ない印象を受けました。

産直市場やレストランなどに営業し、独自の出荷ルートを開拓する、そういったことは時代の流れで仕方ないといった雰囲気なのでしょうかねぇ。個々人の責任で農業をしようといったイメージ。

 

ただ、部会の出荷ルートを使わないと、どんなにいいものを作っても二束三文でしか売れないという現実もあるみたいです。

収益を狙うなら、部会の推奨するブランド野菜を栽培する方が効率的です。

生活するために働くのであれば、効率よく働く必要があります。そして、最初のうちは当然出荷ルートなんてないので、必然的に部会に入る必要がありそうです。

また、独自のルート開拓のための営業活動をすると時間に制約が掛かります。結局部会を使うことが作物の品質向上に繋がり、効率的な得策ということになりそうです。

 

本日もお読みいただきありがとうございます。

にほんブログ村 地域生活(街) 中国地方ブログ 岡山県情報へ
にほんブログ村