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▼こちらはオンシジウム。蘭のなかま。
【3】結局、スイトピーって食べていけるの?
《3-1》部会。入ろうと考えています。
以前に部会について記載しましたが、花きを生産しても出荷できなければ、収益になりません。
また、部会を使わないとなると、自分で販売先を確保しなければなりません。
一から販売先を探しす、わたしには現実的なイメージが湧きません。
ゆくゆくは販売先を開拓することを考えるかもしれませんが、今は生産して収益を得るということを目標にしたいと思います。
そういった点でスイトピーは重点品目になっており、ブランド化されている。
部会がすでにあり、その部会に入らせてもらう方が良いと思いました。
今までの農家さんの話では
少しでも単価を高くして販売する=ブランド化
ブランド化ができている部会に入らせてもらう方がハードルが低そうです。
《3-2》スイトピー以外の花きは作ってはダメ?
また、検討している部会は、好きな花き(野菜、果樹)を作ることは問題ないようです。
(ダメだと言われる場合もある、ルールは部会によって違います。)
見学に行った農家さんもスイトピーの繁忙期以外は別の花を育てています。
しかし、ブランド化されていない生産物は、市場に引き取ってもらう際、二束三文でしか引き取ってもらえない。悲しいですよね。
品質が良くても、ブラント生産地か、そうでない生産地かで金額に差が出てきてしまうということ。
今、お世話になろうかなと思っているスイトピーの部会があるのは、住まいの場所とは違う市です。
市が違うと補助金がもらえなくなるという話を前回書きました。
部会のあるエリアまでは車で30分ぐらい。
だったら、住まいづくりの計画はそのままで、スイトピー生産地に通おう! と思っています。
(まだ、この辺りが現実的なのか気になりますが、やってみなければわかりません。やはり、農地と住まいは近い方がいいのだとは思います。)
《3-3》スイトピーの農業経営指導指標
実際、スイトピーとはどのくらい儲かるものなのか。
農業経営指導指標とは、その生産物をその土地で栽培した場合、単価や経費、労働時間などのデータをまとめたものです。
各生産地にデータがあり、ネットで調べたり、役所に問い合わせたり、するとわかります。経営の目安になる数字のデータです。
一応、そのあたりのことはしっかり調べた方が良いだろうと思い、調べてみました。
ざっとですが、わたしがチェックした点をまとめてみます。
【わたしがチェックしたポイント(岡山県のデータの場合)】
※1a(1アール):100㎡(30.25坪)
○1a(アール)の所得:345,530円(所得率45.7%)
○一人で作業できる限界の農地は3aぐらい
○参考:10aで家族労働2人+雇用2人
単純計算ですが、所得に一人で作業できる3aを掛けると、だいたい100万円ぐらい。
わたしがお話を聞きに行った農家さん1人は20a、もう一人は8aをされているとのことでした。これらを参考に、例えば……
将来的に20aぐらいで経営したいと思ったら、だいたい所得690万円ぐらいになります。
そういう感覚ということですね。多いですか? 少ないですか?
これらは単純計算であって、農家さんは色々な工夫をされています。
他の作物を作ったり、イベントをやったりすると、収入の天井はもう少し上ということになりそうです。
なんでも工夫次第ですね!!
【4】スイトピー農家さんへアルバイトに行くことになりました!
就農オリエンテーションで見学に行かせてもらった農家さんのところへ、県の職員さんのアドバイスもありアルバイトへ行かせてもらうことになりました。
アルバイトは9月に種まき(1日)があり、10月から花の摘み取りになるようです。
補助金を貰わないので、このままアルバイトで終わるかもしれませんが、やってみようと思います。
雇用されるのは嫌だと言っていましたが、最初の部分はどうしても教えていただかなくてはいけないので、早く独立できるように頑張ります。
本日もお読みいただきありがとうございます。