住んでいるアパートの窓に結露が発生しました。
今住んでいるアパートは築6年の元職場の建物です。
賃貸と言えど、性能は新築住宅と劣らないです。
(それだけ値段も高いということだけど。)
それなのに、結露発生?!
実は窓の外側に結露が発生しました。家の中ではありません。
結露が発生しているのを見て、家の中かと思って一瞬ドキッとしました。
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結露とは? 発生の仕組み。
結露とは寒い日に窓の発生する水滴のこと。
ビールを注いだジョッキの周りにできるやつですね。
冬の朝、車のフロントガラスにつく水滴も。これが凍ると霜になる。
こんな感じで結露は身の回りでよく発生しています!
どうして結露が発生するの?
空気は温度によって含むことができる水蒸気の量が異なり、暖かい空気の方が多くの水蒸気を含むことができます。暖かい水蒸気をたくさん含んだ空気が冷やされると、その温度で含むことのできる水蒸気の量を超えたとき、余分な水蒸気が水に変わります。
例えば、室内の暖房で温めると、空気中には水蒸気をたくさん含んでおり、その空気が冷えると空気中に含める水蒸気の量が変わり、余分な水分が窓に付着する現象が起こるというわけです。
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アパートの窓はどんな窓? アルミ樹脂サッシ、空気層16㎜、アルゴンガス入り。
元職場の建物なので、おそらくアルミ樹脂サッシで空気層16㎜、アルゴンガス入りだと思います。
これは窓枠が外側の素材がアルミ、内側の素材が樹脂でできています。ガラスは2枚の複層ガラスになっており、空気層が16㎜あります。その空気層の中にアルゴンガスという空気よりも熱伝導率が低いものを充填しているという物になります。
今回、内側に結露ができなかったのは、空気層16㎜とアルゴンガスが断熱効果を発揮して、外気温の影響を受けなかったからです。
ただ、外気温よりガラスやアルミは熱伝導率が高く、外気温よりもどんどん温度が下がっていき、結露ができたというわけです。
熱伝導率とは、熱の伝わりやすさ表した値です。
木造の住宅は断熱性能が高い?
断熱材は0.065W/(m・K)(ワット毎メートル毎ケルビンと読む。)以下のものを言います。
数値は低い方が断熱性能は高いということになります。
ガラスは1.00W/m・K、アルミは236W/m・K、木材は0.2W/(m・K)です。
こう見るとアルミはめっちゃ熱を通すことがわかります。
なので、外気温の影響を受けて、どんどん温度が下がっていったんですね。
そして、木材は比較的、断熱性が高いということになりますが、断熱材と比べると断熱性能は低いです。
なので、木造住宅は断熱性が高いと言っている営業は間違っている、もしくは木造住宅=暖かいというイメージを使った戦略であって、詐欺ですね(笑)
重要なのはどのくらいの量の断熱材を使い、どのように施工しているかということが大切になります。木造も鉄骨もRCも断熱材が家の断熱性能を決めることになります。
ただ、数値はどうあれ、木造は体感的に暖かく感じるということはあるかもしれませんね。
本日はここまで! 断熱の世界は奥が深い、C値やUA値など、わたしも正直勉強不足でわからないことだらけです。
先ほど、木造は断熱性が高いと言っている営業は詐欺だ。と書きましたが、確かに間違っていますが、数値よりも体感温度の方が大切です。木材は温かみがあると言われています。
人はエアコンの暖かさより、床暖房の暖かさの方が気持ちよく感じます。室内の温度は同じでも。
そういった意味で数値はあくまで参考で体感を大切にした方が良い住まいづくりができると思います。
本日もお読みいただきありがとうございました。
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