みなさん、こんにちは。
先日は久々に1日中雨でお家でのんびりしていました。
雨が上がったときの陽の日差しが暖かく、一歩春に近づいたことを感じます。
昨年から社会人就農研修へ参加していました。
その研修が2月で終わりを迎えていました。
その感想を書きたいと思います。
社会人就農研修に参加したわたしは他の研修生と積極的に会話をするわけでもなく、だからと言って全く話さないわけでもありません。
他の研修生はというと年齢も性別も目指しているところもさまざま。
手探りの中で始まりましたが、最後までそんな関係性だったと思います。
一緒に始めた研修生たちは次第に出席率が悪くなり、最後には3分2ほどでいつも決まったメンバーになっていました。
ただ、最後まで残ったメンバーは何となく一体感はでていたと思います。
社会人就農研修に参加して良かったかと聞かれたら良かったです。
わたしは結局スイートピーの生産も始められていないし、野菜の生産者になれるわけでもなく、独立できたわけでもありません。
作物を効率よく育てる方法を教えてもらって、ちょっと作業を体験したからといって、すぐに農業者になれるわけではありません。
じゃあ、社会人就農研修に参加した意味って何だったんだろうということになりますが、ありきたりかもしれませんが横の繋がりができたことだと思います。
OB農家さんとの座談会が開催されたあと、有志のメンバーで改めてOB農家さんの畑を見学に行きました。
一緒に行ったメンバーの状況は本当にさまざまで、わたしの思いもよらない方法で農業と関わろうとしている。
しても影響を受けました。
わたしは新規就農で補助金をもらって大きく始めようとしている人が多いのだろうと思っていました。
しかし、最後まで研修に参加して、真面目に作業に取り組んでいるメンバーは新規就農の認定を考えている人たちはいませんでした。
自分のやり方でコツコツと自分の描く農業をしようと考えているわけです。
身体にいい、子供が安心して食べられる作物を作ろうとか、
自分のカフェやレストランで使う野菜・お店の直売コーナーに置く作物を増やしたいとか、
畑の作業を通じて障がい福祉支援に貢献しようとか、
目的はさまざま。
どれも本当に素敵だと思います。
むしろ、わたしの祖父母の余っている畑でひと稼ぎしてやろうという考えが恥ずかしくなります。
そして皆さん、コツコツ、自分のペース。 なんですよねぇ。
大きな借り入れをするわけでもなく、自分の目の届く範囲でやりくりしながら理想の形に近づけていく。
なんだか、わたしはスイートピーの新規就農が出来なくなってしまってから、すごく恥ずかしい気持ちというか情けない気持ちになっていました。
大きな金額=リスクをかければ、大きな売り上げを見込めます。何をするのもスピードが速くなります。
でも、まだ確信が持てない。
それに、経験が少ない中で始めると、仕事に忙殺されて、お金があっても時間が無くなる可能性が高いです。それが本当に幸せか? そこはよく考えておかないといけないと思っています。
目指すところはあくまで幸せな暮らしの実現です。
新規就農認定者の補助金(約1000万円)の特権を使うための条件の一つに就農前に自身で作った作物で農業所得を得ていないということが挙げられます。
自分で作った野菜を直売所やスーパーの生産者のコーナーで販売した時点でアウト。
もう1つ、農地を持っていないことも条件です。
例え販売していなくても、父の名義の農地をわたしに変更したら新規就農認定者の資格はなくなります。
この補助金のインセンティブは大きいと思いますが、それに頼らないやり方で進める人と話をして、そうだよなぁ、そういうやり方もあるよなぁ、と思えます。
むしろそっちの方はまともな気すらします。
この1年の間に実際に野菜を直売に販売したり、農地を借りて作付面積を増やしたり、実際に行動していることも刺激になりました。
そんなメンバーとこれからも連絡を取ることがあるのかと言われたらわからない。
今のところありません。
けど、そんな風に考えに変化をもたらしてくれた研修生の同期のメンバーたちには感謝です。
それぞれの場所で切磋琢磨していきたいと思います。
数年後、あったときに恥ずかしくない畑を作っておきたいな。
スイートピーは諦めたわけではないので、将来的にはハウスを持って栽培したいですね(*^^*)
本日もお読みいただきありがとうございました。
▼兎にも角にもまずは何か畑に植えてみよう!