めざせ★ほっこりホーム

家づくりを含めた、暮らしの備忘録。

【就農】OB農家さんの農園を見学して見えてきた、方向性。

スポンサーリンク

久しぶりの話題ですが就農のお話。

昨年から岡山県が主催する社会人就農研修で作物の作り方を学んでいます。

 

少し前に社会人就農研修の有志のメンバーで有機野菜を栽培している先輩農家さんの所へ見学に行かせてもらうことになりました。

場所は岡山市街地から45分ぐらいの美しい里山が残っているところ。

 

わたしはもともとスイートピーの生産者を目指していたのですが、色々あって師匠の農園を離れることになりました。

方向性を失い、どうすればいいのか必死で答えを探しもがいて、彷徨って、情報の海に潜っている状態でした。

 

研修の一環でOB農家さんとの座談会があり、思いがけずその農家さんの畑の見学に行くことになったのです。

 

その農家さんは有機野菜を作っている人でした。

わたしは有機野菜に興味は……ありません。ごめんなさいm(_ _)m

ただ農家さんの中には熱狂的に有機にこだわっている人がいるのは知っていましたし、農家として技術を突き詰めれば突き詰めるほど有機に魅了されていくのかなぁとも思います。

 

ポツポツと住宅が点在する山間の中に有機野菜の畑が20〜25アールほどあります。

ネギがあちこちに植えられています。

ネギは畑の害虫などを防いでくれるので出荷のためではなく、他の植物を守るために植えられています。

こういった光景も実際に見ると勉強になります。

冬なので品数は少ないですが、さまざまな野菜が植えられており、それも混在しています。

カリフラワーの横にはキャベツや白菜、かぶ。

ゆる〜い塊にはなっているのですが、空いた隙間に全く違う作物が植っているのです。

今まで見てきた大きな畑にキャベツがびっしり、畑一面白菜、ビニールハウスの中は全てトマトみたいな畑ではないのです!

いわゆる家庭菜園が大きくなったような感じ。

今まで普及センターの人に連れられて見てきたどの畑よりもわたしたち夫婦が普段話している「こんな感じの畑と暮らしができたらいいよね。」というイメージでした。

それは普及センターの人からすれば収益の悪い、食べていけない農家の一例なのではないかと思います。

ここに食べていけてる人がいるじゃないの!

 

やっぱりやり方なんだろうと思う。

先輩農家さんが(20~25アールの畑で)収益は悪くないと言っていましたが、もしわたしが同じようにやったとして畑の収益だけで食べていけるのかどうかは疑問です。

70歳前後の農家さんなので年金はもらえる年齢です。

やはり農業以外の収入があるのは大事だと思います。

 

普及センターが薦める農業はレールにさえ乗れば収益化できる方法で収入の安定が見込める。(普及センターの目指す最低が250万円~です。)

それがすごいことなんだということは今は今はわかります。

ただし、生産量を増やしたい県側の都合の良い方法でもある。(生産量を増やすことも大事。)

それ以外のやり方では生活できないというような話しか聞いてこなかったわたしにとって、この小面積多品種の畑を管理する先輩農家さんは希望のように感じました。

事業者として独立するのであればリスクは付きもの。

リスク0で独立したいなら普及センターの言うことを聞いておけばいい。

リスクを減らす努力や情報収集は必要だけど、適切なリスクを負いつつ自分の思う方向に進めばいいと、それまでモヤモヤしていた気持ちが小さな前進をしたような気がしました。

 

本日もお読みいただき、ありがとうございました。

 

hokkori-home.hatenablog.com

hokkori-home.hatenablog.com

hokkori-home.hatenablog.com

hokkori-home.hatenablog.com

hokkori-home.hatenablog.com

 

にほんブログ村 地域生活(街) 中国地方ブログ 岡山県情報へ
にほんブログ村