めざせ★ほっこりホーム

家づくりを含めた、暮らしの備忘録。

【住まいづくり㉞】ゴミ屋敷化した祖父母宅の解体費用はいくら?? 解体業者Fから解体見積書が届きました。

 

【1】見積書作成のためのステップ。

(1)解体業者さんに電話で問い合わせをします。

(2)現場に見に来てもらい、現場や大きさを確認してもらう。

(3)郵送で見積書が届く。

こんな感じで話が進みました。

解体業者Fさんは岡山の老舗の解体業者で元勤務先のハウスメーカーでも利用していました。なので、会社としては信頼して見積もりを依頼しています。

 

【2】解体費用は??

今回の見積もりは正式見積もりではありません。

測量はしていません。業者の人が現場を見てざっくり、このくらいだろうという見立てで出した見積書。あくまで目安程度で考える必要があります。

解体費用は 550万円 !(税抜きです。税込みだと600万円以上。)

予想していた最悪の値段よりは安い。けど、実際に払えと言われると高いと感じます。

父は目玉が飛び出るほど驚くでしょう(笑)

ちなみに、解体作業は1ヶ月ほどで完了するということです。

 

【3】見積条件はこんな感じ。

・敷地内全撤去。(建物、庭(石、樹木)、外構擁壁、太陽光、井戸仕舞い)

・木造2階建て。瓦降ろし、内装解体。(200㎡) 4棟

※実際の建物は3棟(母屋、蔵、車庫)。ただ、解体では増築分の屋根の形状より4棟にしたのだと思われます。

・真砂土仕上げ

・残存物品処分(家電リサイクル費用を含む)

すぐに売却できる想定です。

 

【4】残存物処理費とは?? 時間短縮で業者任せにするか? 自分でやるか?

残存物処理費とは家の中の家具や家電を処分する作業費のことです。

今、わたしたちが一生懸命片付けているのは、この残存物処理費を少なくするためです。

トラック1台で8万円とのこと。

解体業者に依頼するか、片付け屋さんに依頼するか、自分たちでやるか。

自分たちでやるのが一番安い! けど、時間がかかる。すでに半年。業者にやってもらった分、早く家が建ち、アパート代を節約できると思うと、頼んだ方がメリットは大きいようにも感じます。

 

【5】解体はどちらが安い?ハウスメーカーへ依頼するか、直で依頼するか。

今回の結果では直で依頼したほうが気持ち安いと思います。

実際に比べたわけではありませんが、元ハウスメーカー営業の経験から予想していた金額とほとんど変わらない、もしくはマージン分が安くなっているイメージです。

※解体は一番クレームになりやすい工事です。直で施主支給するということは、責任が発生します。そのあたりの対応や精神的な負担も考えて、選ぶことをお勧めします。

 

全撤去の売却想定で見積もり依頼しましたが、実際は真砂土仕上げや既存擁壁の全撤去は現実的ではありません。

素人目の予想ですが、おそらく解体業者Fさんに建物全撤去で依頼する場合は450~500万円ぐらいの間に収まるのではないかと思っています。

とは、言っても実際にこれを払うとなると高いよなぁ。

 

本日もお読みいただきありがとうございました。

 

こんな記事も書いています。良かったら!

hokkori-home.hatenablog.com

 

【住まいづくり㉝】お片付け編 第4回目Xデー! 粗大ゴミを捨てたあと、事件は起こった‼

 

・粗大ゴミは出荷待ち。そして2階へ。

粗大ゴミを処分しないと進まない状況です。

まだ、布団、机、タンスなどがたくさんあります。

 

2階を片付け始めました!

こちらも荒れ放題。(笑)

2階にもトイレがついています。

まるで昨日まで寝ていたかのようなベッド周り。使ったティッシュのゴミ、目薬、眼鏡。

亡くなって10年以上とは思えない状況。

家主を失った家の末路。寂しいものです。

 

本日の片付けを終了するため、粗大ゴミを運ぶために親戚から借りていた軽トラックを返却します。

 

・軽トラックに間違って軽油を給油してしまった! 軽トラにはレギュラーガソリン!

いつも借りているのにガソリンを入れずに返すのも申し訳なく感じ、ガソリンスタンドへ。

(初めて借りたときはガソリン満タンで返却したのですが、ほとんど減っていないため今度からは入れないでいいと言ってくれていますm(._.)m)

 

旦那さん、軽油を入れてしました(; ・`д・´)‼ 軽トラだけに。

軽トラはレギュラーガソリンです。

 

旦那さん「軽トラって軽油よね?」

わたし「ん? 軽油だっけ?? (◎_◎;) ちょっと調べてみる‼」

 

スマホで調べるとレギュラーガソリンとのこと!!

しくった~\(゜ロ\)(/ロ゜)/ やってしまった!!

あのときは青ざめました。

 

・軽トラックに軽油を給油してしまった場合の対処法。

わたしたちのケースでお話します。

まず、気付いたのが給油後すぐでした。これが致命傷を免れることに繋がります。

すぐにガソリンスタンドのスタッフに相談ε≡≡ヘ( ´Д`)ノ

 

言われたこと「絶対にエンジンをかけないでください!」

解決策1

JAFに入っていればJAFで最寄りの修理工場に持ち込む。

解決策2

自動車保険のロードサービスで修理工場へ持ち込む。

ただ、GW中なので修理工場はお休みかも……とガソリンスタンドのスタッフさん。

 

JAFには入っていません(´;ω;`)

自動車保険(最近、三井ダイレクトへ乗り換えたばかり。)は登録している自動車のみ。親戚の車には適用ならず(;_;)

親戚が入っている保険もわからず……

 

どうしらいいかわからず、泣きたい(´;ω;`)

 

見兼ねたガソリンスタンドのスタッフさん(;´・ω・)

「店長を呼んできます!!(; ・`д・´)」

 

数分後、店長「なんとかやってみます!!」

(´;ω;`)てんちょ~~~!!

 

やはりエンジンをかけていなかったのが不幸中の幸い。

エンジンをかける前であれば、軽油がエンジンの方へ入っていない? ため、燃料タンクの中から軽油を全て取り出せることができれば、大丈夫とのことです。

 

・もし軽油を入れてエンジンをかけてしまったら、どうすればいい??

まずはレギュラーガソリンから消費されるので、動いているのであれば、すぐに修理工場へ持ち込みます。

そこで、エンジンへ軽油が入ってしまうと分解や洗浄の作業が必要とのこと。

 

気づかずに走行中に停る、動きが悪くなる、そのような状況になったらロードサービスで修理工場へレッカーしてもらうようです。

 

・ガソリンタンクのから軽油を取り出す。そして費用は?

ガソリンタンクから軽油を取り出します。

一度、全部中身を取り出し、レギュラーガソリンで洗浄し、新しいものに入れ替えます。

 

費用は工賃1万円+詰め替えたガソリン代。合計1.5万円

今回、タンクの取り外し作業まではやっていないため、工賃1万円でいいと言ってくれました(´;ω;`) タンクの取り外し作業をすると工賃2万円とのこと。

いろいろ助けてくださって感謝しかないです。

ありがとうございました!

 

想定外の出費ですが、借り物の車を壊したなんてことになったら大変です。

親戚のおじさんには理由を説明し、お詫びの菓子折りを持っていきました。

 

今後も気を付けます。

皆様もお気を付けください。本日もお読みいただきありがとうございました。

【住まいづくり㉜】D工務店へ相談行く。

D工務店との出会いは本屋さん

岡山の建築雑誌をパラパラと立ち読み。何度かD工務店を目にしてはHPをチェックします。

D工務店さんの特徴はブログ。と感じています。

定期的にブログが更新されており、現場の施工について語られています。構造や施工技術をこだわっているのが伺えます。

こういうときにブログって役立つ。その設計士の性格的なものを感じます。

もともと大工出身ということで、古民家再生もできそうです。

和風な住まいを検討していますが、本来はこんな欧風なデザインが好きです。

ディズニーランド行きたい・・・・・・♡

【D工務店の事務所】

相談の予約をしたきっかけは建築家・横内敏人氏の『NIWA HOUSE』に載っていた写真とD工務店のHPの写真がよく似ていたから。

実際、事務所はとても素敵で大きな窓から綺麗な庭が眺められます。わたしも知っている有名な造園の設計事務所に依頼していました。

【具体的な相談】古民家再生or新築or古民家再生+新築のハイブリット??

古民家再生という選択肢を検討し始めてから、わたしは古民家再生で一部を建替えみたいにできないかという考えが湧き始めました。

よくよく考えれば築90年以上の建物をいじれる機会ってそうそうない。経年変化で生まれる、柱や梁の質感は今では再現できない。古民家再生、面白そう。

けど、自分の思い描いていた内容は新築でしかできない。

そこから湧いた思いが、古民家再生と増築のように新築の部分を作ることはできないか?ということ。

 

【予算】

予算的に一番安く済むのは、新築

次が古民家再生

一番金額が掛かるのが古民家再生+新築とのこと。

古民家再生は外壁、屋根、基礎、間取りを触らない、要はリフォームレベル。水回りを新しいものにして、畳みをフローリングに変えて、最低限住めるようにするぐらいなら新築より金額は下がるとのこと。

費用は坪単価90万円~100万円以上ぐらいとのこと。(坪単価はあくまで目安です。)

良いと感じる会社はどこもそのぐらいの金額です。

作り手からすれば、古民家再生はかなりのプレッシャー。

古民家再生は施工するのがとても難しいとのこと。外壁をはがして、基礎をやり替えて、断熱を施工するのは、新築のように1から作るのではなく、今あるものを丁寧に壊して、新しくする。手間と労力が半端ない。

また、瓦など数に限りがあり、デザインなど今の市場に出回ってないモノなら絶対に壊すことができない。繊細な作業の連続というところで作り手のプレッシャーや精神的ストレスがあるとのこと。

「その建物に想い入れが無いとコスパの悪い工事」

なるほど。祖父母宅ではあるけど、住んでいたわけはない。

思い入れがあるかと言われたら微妙なラインである。

工務店さんはわたしたちに新築の方がいいのではないかと提案されました。

 

ちなみに、少数精鋭で工事しているので、今契約をしても家が完成するのは2年後とのことです。早く建てたい気持ちがあるので、その辺も気がかりです。

ただ、難しい古民家のような場合は社長自らが棟梁をするようです。それはすごく安心に繋がります。

 

本日もお読みいただき、ありがとうございました。

【住まいづくり㉛】本当に有料だった! ハウスメーカーでは無料。敷地調査とプラン作成。

1.工務店は敷地調査とプラン作成が有料というのは本当だった。

元勤務先のハウスメーカーは無料です。契約するまでは全て無料。

それがスタンダートだと思っていました。

もちろん工務店設計事務所はお金が掛かる場合がある、ということは知っていました。

けれど、

工務店でも有料の場合があるけど、ほとんどは無料だよね。

このくらいのスタンスでした。

見学会に行けど、行けど、住まいづくりの流れを聞くと、敷地調査から有料の会社ばかりです。

 

■敷地調査とは?■

土地の形や大きさや高低差、建物が経っている場合は配置、解体の見積もり、前面道路の幅員、給排水、法的制限などを調べます。だいたい2人ぐらいで調査します。

一緒に地盤調査をやることも多いです。土地が固いか柔らかいか、それで補強内容が変わってきます。岡山の県南ではそのほとんどが軟弱地盤です。建物が30坪ぐらいで100万~300万円前後かかります。(補強の種類によっても金額が変わります。)

この敷地調査をすると”敷地調査報告書”というものができます。長くても2週間ぐらいで出来上がります。

 

2.工務店は有料。そりゃそうだ。測量の裏側。

プランを作成するには敷地の測量図が必須。

元勤務先ではプランを作らないと話が進まないという考えなので、測量は無料で行います。

会社の子会社に測量部隊があり、子会社といえ、ほぼ同じ会社という認識。自社完結という形で測量ができます。なので、無料ということができるのだと思います。

 

小さな工務店の場合、測量部隊などは自社内に無いでしょうから、測量会社に依頼するということになります。

人が動く以上、お金が発生する。普通に考えたら当たり前のことですよね(´・ω・`)

 

測量には最低でも2人は必要です。場所や状況にもよりますが、半日ぐらいかかります。法的制限や道路の種類などは建築指導課に問い合わせたり、実際に出向いたりして確認します。

こう考えると、人件費、設備費、現地までのガソリン費などを考えると、無料っておかしいですよね。

 

3.無料の測量は活用して損なし!

元勤務先の敷地調査報告書は無料でも建築申請時に使用できる精度の高いものです。

声を大にしては言えないですが、測量図を懐に忍ばせて工務店設計事務所に相談へなんてことも。

測量図さえゲットできれば、工務店設計事務所で簡単なゾーニングぐらいまではやってもらえる可能性もあります!

まぁ、営業的には測量したらプランぐらいは見てもらいたいです(^_^;)

もちろんハウスメーカーの住宅もメリットがたくさんあります。ハウスメーカーは(学歴が良いからとは思いたくないですが有名大学の)本当に優秀な設計士が多いです。

一度、プランを描いてもらうことは参考になります。

ここで「契約しないかもしれないから」等の遠慮はいらないです。判断材料の一つとして検討して、無いと思ったら断ればいいのです。わたしは何回も断られています(;_;) 断ることは普通です。みんなやっています。(笑)

 

4.B工務店やC工務店の敷地測量費は??

工務店うる覚えですが、敷地測量をすると5万円だったかな? 支払って欲しいとのこと。

その後、契約になれば25万円。

工務店は敷地調査をする場合、その前に仮契約になり10万円いれて欲しいとのことです。

こういう風に見ると、無料でできるハウスメーカーの仕組みはお客様にとってメリットが大きいと改めて思います。

 

5.自分の営業スタイルを振り返る

契約をせずに、敷地調査だけの案件が何件あったことか……(笑)

安請け合いでなかったか?と言われたら、安請け合いだったと思います。

仕組みについては理解していましたが、売れない営業にとっては測量の予約があるだけで、契約の一歩に繋がります。営業としての居場所に繋がります。上司の目もそらせます。なので、まずは測量だけでもって。

測量の方の顔が浮かびます。ごめんなさいね。今更、謝られてもって感じでしょうか。

 

本日もお読みいただき、ありがとうございました!

【住まいづくり㉚】家づくり勉強会 参加するべき? 工務店側の戦略とは?

先日行ったC工務店の見学会。

そこで家づくり勉強会へ参加するように勧められました。

C工務店の家づくり勉強会は予約していません。

ハウスメーカーでやっていた家づくり勉強会の経験から書いています。

1.ハウスメーカー工務店の「家づくり勉強会」とは?

実際に案内された勉強会は“家の構造や性能について基本的なことを知れる勉強会”とのこと。対象者は新築、建替え、リフォームの検討者。つまりオールマイティ!

どんな人でも住まいづくりをするなら役に立つということ。

もちろん無料。

C工務店セミナーを社長さんがするようです。

なるほど、良くあるパターン。

 

2.参加したほうがいいの?家づくり勉強会。回答:参加せよ。

この質問の回答は「参加したほうがいい。」です。

元勤務先のハウスメーカーでもやっていました。(笑)

元勤務先は営業部長や本部の研究所の人が話していました。

上手なんですよね、おしゃべりが。(笑)

軽いジョークを交え、お客さんをクスっとさせます。直接お客さんに声をかけたり、構造部材を触ってもらったり。

 

基本的なことを知りたいと思っている人には◎

図や模型を使って説明するので解りやすいです。

退屈なハズレの営業マンから話を聞くより、建築系のしっかり理解している人から話を聞いた方が有意義です。

 

だいたい無料です。たまーに有料なのを見かけますが、住まいづくりで有料のセミナーに参加する必要はないです。

 

3.でも、この勉強会、その建築会社の洗脳会でしょ?

言い方は悪いですが洗脳なようなものです。どこの会社も自社のことを良く見せるための勉強会です。

こんな風に言っていると思います。

「別にうちで建てなくてもいいんですよ。後悔のない家づくりをしてもらいたいんです。」

それは本心でもあるでしょうが建前です。

鉄骨の会社なら、木造より鉄骨が良い。

断熱に力を入れていれば、今の時代はこれぐらいの断熱性能をしていない会社なんてありえない。

国などの信頼できるデータの数字を見せて「ホラ! うちはいい会社です! 」

自分の会社に有利になるようなデータを継ぎ接ぎして資料を作っています。

わたしもそうやって資料を作っていました。

間違いではない、嘘でもない。けど、正解でもありません。

物事をどちらの方向から見るかで正解は変わります。

 

4-1.物事を多角的な視点でとらえて、裏付けをしよう!

当たり前ですが間違いや嘘を言っているセミナーではないです。

どの立場から伝えているかで、伝え方に差が出てきてしまいます。

なので、一つの会社に心酔してしまうことは危険です。

本当に自分にとって必要な情報を取捨選択する必要があると思います。

 

4-2.多角的な視点で見るために

・ジャンルを変えて複数のセミナーに参加してみる。

時間があるなら複数参加するのもありですが、時間がかかるが難点。

・気になったことはネットで検索。

検索力が必要なのでセミナーで聞いたことを自分で調べてみるのがいいと思います。国の出しているデータなどで平均的なことを知るのも◎

YouTubeで勉強。

わたしは断熱についてはYouTubeで勉強しています。時代によって性能が変化してしまうので大学の先生の話などは最先端でトレンドを押さえやすいです。

・本や建築系の雑誌で勉強

最新のトレンドは雑誌などを見ます。構造や素材について、基礎的なことは大きく変わらない部分なので図書館の本でも問題ないです。

 

ハウスメーカーで働いていたときは自社最高精神(笑)で教育されるので、他社はダメだ、そんな話は嘘だ、という風に思っていたときもありました。ただ、働いていく中でどうしても疑問が出るんですよね。そのたびに自分で調べて、嘘ではない、けど、デメリットはこう、メリットはこう、みたいに理解していきました。

こういうことは経験の中で培われていくものなだと思いうので、初めて家づくりをする人には難しいと思います。

けど、そうそう建てるものでもないので、しっかり勉強して納得した家づくりができるといいと思います。

 

本日もお読みいただきありがとうございました。

【住まいづくり㉙】完成見学会C工務店編 全国古民家再生協会の存在。

ハウスメーカー営業がB工務店・C工務店を見に行く。

今回はB工務店とC工務店の完成見学会を見に行きました。

 

▼B工務店の続きです。

hokkori-home.hatenablog.com

 

C工務店とは?

倉敷の老舗のC工務店

こちらはわたしが気になっていた工務店

きっかけはインスタグラムやブログに倉敷の美観地区内の建物の工事に入っていたから。

美観地区の和風建築を手掛けられるなら、古民家再生もできそうだ! そう思い見学会を予約しました。

 

C工務店は大工の育成にも力を入れており、社内に工事部隊を持っています。

見学会の建物は新築でした。

外観、室内は和風なテイストです。

入った瞬間に木材の匂いが、ブワッ! 

建具の感じ、玄関ポーチの洗い出しの美しさ、丁寧な仕事のように感じます。

旦那さんは和風のテイストが好みなので、気に入ったようです。

 

全国古民家再生協会の存在

C工務店はこの団体の一員。

この団体、名前ぐらいは聞いたことがあります。YouTubeやブログで古民家のことを発信しており、またまた古民家が地震に対して、強いのか、弱いのかを検査調査をしているYouTubeを見たことがあります。

日本の住文化を後世へ残す取り組みをしている団体のようです。

今回案内してくれた人は古民家鑑定士の資格を持っているとのこと。

やっと具体的に古民家再生についての話がきけました。

 

結局、新築メインでやっている会社は古民家再生ができるとHPに書いてあっても、実際に経験のある社員が少なかったり、分かる人間が限られていたり、事例が少なく、質問しても新築の話になるケースほとんどです。

 

案内してくれたのは社長さん。

そりゃ社長さんが案内して、その会社が悪いと思うはずがありません。

ただ、案内してくれたのが社長さんだからと言って、このまま社長さんと話が進むかどうかはわかりません。社長さんは忙しいです。

契約後は別の担当者がつくかもしれないです。ですから、会社の姿勢や体制を知ることは大切です。

そうはいっても建築士の資格を持っていること、工事部隊、大工を抱えていること、現場のことがわかる、古民家鑑定士で古民家再生を手掛けている、話がスムーズです。

次の約束で事務所や工事現場を見に行かせてもらうことになりました。

 

自社に木材倉庫を持っており、そこが見えるとのことなので楽しみです♪

 

本日もお読みいただきありがとうございました。

【住まいづくり㉘】工務店の完成見学会に行く前に確認すること。B工務店編

ハウスメーカー営業がB工務店・C工務店を見に行く。

1日で2社、しっかり、じっくり見るとヘロヘロ(;´Д`)

思うことは多く……辛口になってしまいます。

 

まだ、会社選定中なので会社名は伏せさせていただきます。

意見が偏りがちですが、住まいづくりの参考になればと思います。

あくまで個人的な感想です。

 

工務店とは?

岡山県の県南を中心にナチュラルな家を建築している会社。

社員は15人で年間30棟ほど建築しているとのこと。

あくまでわたしの印象ですが……B工務店、建築系の求人に常に募集が出ています。人不足を感じさせるのと急速に会社が大きくなっているように感じます。

社長さんはずっと建築の業界の人でしょうが、会社自体は10年ぐらいの若い会社。

 

事前準備。わたしはHPでここを見る。

それは、歴史。

歴史があるから良い、悪いとは一概に言えませんが、どうしても歴史があることが安心感と信頼に繋がります。

小さな会社は社長さんの考えがとても大切。アフターメンテナンスで関わることも多いです。

社長さんの経歴で住まいづくりかかわり方が何となくわかります。

建築業界は会社が数年後に倒産しているということはよくある話。

そうなる可能性がどのくらいあるのか、建てる前に覚悟が必要です。

 

そして、やはり若い会社は不安定なところがあります。

B工務店、たぶん選ばないだろうな。そんな風に思いながらも、旦那さんが建築雑誌に載っているB工務店を見て「ココが良い。」と。

雰囲気はわたしも好きです。

 

工務店の良かったところ3点。

1.案内人の印象◎

素敵な案内は気持ちいいです。

2.工務店だけどハウスメーカーのようなマニュアル化。

住まいづくりのステップ、見学会、家づくり勉強会、FP相談、ローンの事前審査、敷地調査、プランニングがマニュアル化して、基本的に全てのステップを踏むようになっていました。

初めてのお客様にはわかりやすくて◎

マニュアル化はいい意味で担当者のハズレをカバーできます。

3.資金計画の説明がきちんとあった。

参考例の見積書と資金計画書があり、お客様に目に見える形で項目を表していたので、わかりやすかったと思います。

こういう会社は親切な会社だと思います。

ちなみに32坪の平屋で建物価格が2000万円ジャスト。坪単価約62万円。その他の費用を含めて、総額3500万円以下。土地購入費は含まず。

 

■資金計画書と見積書■

住宅業界には見積書とは別で資金計画書というものがあります。住まいには、土地代、建物代、付帯工事費、ローンや登記などの諸費用、様々な費用がかかります。その費用をまとめたものが、資金計画書。

お客様は見積書よりはわかりやすいものです。

見積書は部材の一つ一つ項目で素人には解りづらいです。

このいろいろな費用がお客様の状況によって変わってしまう点が、住まいづくりの金額を複雑にしている要因です。

 

思ったこと6点。注意点あり。

1.品質は微妙

どうしてそう思ったのか……。建具の触った感じ、軒裏のビスのパテの施工などを見てそう感じたのかもしれません。写真などではわからない部分です。

2.断熱は吹付のウレタンを使用。

3.壁体内通気口がない。これは注意!

壁体内通気口について聞いても、案内人さんはピンと来ていませんでした。最近は少ないですが、無い会社もあると思います。壁体内が結露してしまう可能性があるので無い会社はありえないと思います。

4.外壁がすぐ傷みそう。

外壁にはサイディングパネルの上に化粧で天然木と吹付。光触媒や超親水性塗装などは使用していない。

軒を出す設計なので、汚れにくいと言っていましたが「設計努力かぁ~」といった感じ。

5.プランニングは設計士ではなく、設計アドバイザー。これは注意!

プランは資格が無くても描けます。要は、設計士は設計士しかできない仕事をしなきゃいけないから、初回プランは営業(設計アドバイザー)が書いて、最終チェックのみ設計士がする体制。これは人によって当たりハズレがあります。そして、だいたいハズレです。

6.オリジナルの漆喰(本当に漆喰?)

室内に漆喰が使用されていました。雰囲気は良かったです!

オリジナルの漆喰を作成しており、費用を安く抑えられるとのこと。

 

費用に敏感な旦那さん、すかさず

「オリジナルだとどうして安いのですか?」

案内の人

「業者を通さずに卸している分のマージンが安くなっています。」

 

そのお決まりの文句に納得できなかったのは、わたしだけではないはず。

おそらく、旦那さんも。

オリジナル商品が安くなるのは良いと思いますが、“安くなる”というのは品質を下げているのではないかと疑ってしまします。

特に漆喰は漆喰もどき(漆喰のような塗り壁)がたくさん出回っており、見分けがつきにくいです。本物の漆喰は見慣れるとその美しさの違いに気づくものです。

けれど、普段から見慣れていない人が漆喰と漆喰もどきを見分けるのは難しいです。

だから、安いものを使っても気づかれにくい箇所でもあります。

もし、品質を下げて安くしているのであれば、そう言ってもらえた方が信頼できます。

まぁ気づかないまま過ごせるようなら、安いもので十分ということになりますが……

 

工務店の感想

勢いがある会社だと思いました。インスタやHPに乗っているデザインが今どきの人に好まれそう。わたしも好きなテイストです。

若い会社といった印象。ゆえに、設計力や社内の連携などに不安を感じました。とにかく数を捌くことに注力しているように感じました。

イベントは月2回のペースでやっており、絶対忙しいと思います。

そういった会社は社員が疲弊してくるので、ハッピーオーラがなくなり、担当者が会社から消えることが多くなると思います。

また、数を取ることに注力しないと回らない状態になると、契約したお客さんはおざなりにされがちです。

そういった面でもないかな、と思いました。

 

かなり厳しい意見になってしまいました。

長くなったのでC工務店は次回にします。

 

本日もお読みいただきありがとうございます。

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